ニュースリリース – 2017年11月21日

SiFive社、先進のRISC-Vプロセッサ・デザインの検証にシノプシスのVerification Continuumプラットフォームを採用

高性能/低消費電力のRISC-Vベース・プロセッサならびにSoCの検証期間を短縮するシノプシスの包括的な検証プラットフォーム

2017年10月23日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス（Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS）は本日、業界初のオープンソース・ベース半導体ファブレス企業 SiFive社が、同社の検証ソリューションとしてシノプシスのVerification Continuum™プラットフォームを採用したことを発表した。同社は、シミュレーション、検証用IP（VIP）、デバッグ、スタティック検証ならびにフォーマル・カバレッジ収束のためのソリューションとしてVerification Continuum™プラットフォームを導入した。シノプシスは、これらの非常に重要な検証テクノロジとそれらをネイティブ統合した検証ソリューションの提供で業界をリードしており、SiFive社は、このソリューションを活用して、IoT、エッジ・コンピューティング、マシンラーニング、ストレージ、その他のアプリケーションに適したRISC-VベースのプロセッサならびにSoCの検証をスケーラブルに実行し検証目標を達成した。
 

SiFive社　エンジニアリング担当副社長　Renxin Xia氏は次のように語っている。「当社は、オープンソースの命令セット・アーキテクチャ RISC-Vの開発者がオープンソース・ベースのアジャイル設計/検証手法を反動ターゲット開発に応用した革新的なアプローチを持ち寄って設立されました。シノプシス社は、RISC-VベースでカスタマイズしたIPならびにシリコン・ソリューションの提供に不可欠な開発効率と柔軟性を提供してくれる先進の検証テクノロジのリーディング・カンパニーとして当社の重要な技術革新パートナーです」

検証の複雑性は激増しており、検証プロセスの収束には、最先端のシミュレーション/VIP/デバッグ/スタティック・フォーマル検証/ローパワー検証/カバレッジ収束といった様々な検証テクノロジを活用する必要がある。こうした複雑性の問題に対処するため、シノプシスは、検証フロー全体にわたって最大規模のR&D投資を継続している。業界をリードするシミュレーション・テクノロジのVCS^®、VC VIP、デバッグ・ソリューション Verdi^®、RTLサインオフ・ソリューション SpyGlass^®、次世代スタティック・フォーマル検証・ソリューション VC Formal™などである。これらのソリューションをネイティブ統合した検証プラットフォームの提供により、設計者は、検証期間を短縮し、より高い性能、少ない消費電力、優れた開発効率を達成することが可能となる。

シノプシス　ベリフィケーション・グループ　R&D上級担当副社長　Ajay Singhは次のように述べている。「当社は、業界をリードする各種検証テクノロジの提供を通じて、開発期間短縮ニーズにお応えしています。SiFive様との協業成果は、Verification Continuumプラットフォームが、同社のRISC-Vベース・プロセッサならびにSoCが必要とする性能メリットを提供できるソリューションであることの証左です」

シノプシスについて
Synopsys, Inc.（Nasdaq上場コード:SNPS）は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域（Silicon to Software）をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化（EDA）ソリューションならびに半導体設計資産（IP）のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC（system-on-chip）設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。
詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。