ニュースリリース - 2017年7月5日

Rambusとシノプシス、ハードウェア・セキュア・モジュールのプロビジョニング・サービス提供で協業

車載、IoT、モバイル機器向けにセキュアな遠隔管理のライフサイクル・マネージメントが可能に

 

2017年6月5日 カリフォルニア州サニーベール発 Rambus Inc. (Nasdaq上場コード:RMBS)とシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、最先端技術を駆使したセキュリティ・プラットフォームならびにテクノロジの適用促進で協業すると発表した。Rambusの提供するキーとデバイスのプロビジョニング・サービスの際に顧客の重要な資産を守ることを目的としている。Rambusは、シノプシスのセキュリティIPであるDesignWare® tRoot™ Hardware Secure Modules(HSMs)搭載システムに対して、同社のセキュリティプラットフォームCryptoManager infrastructureならびにキー・プロビジョニング・サービスを提供する。これにより、ネット接続機器の製品寿命期間にセキュアな遠隔管理が可能になる。

 

Rambus Security事業部 上級副社長兼ジェネラルマネージャー Martin Scott博士は次のように述べている。「Rambusは、シノプシス社のDesignWare tRoot HSMsによるデータ保護を確実なものとするためのセキュア・プロビジョニング・サービスを提供します。当社は、セキュリティ・テクノロジのリーディング・プロバイダであり、シノプシス社のtRoot HSMsを組み込んだチップを開発する企業がセキュアな実行環境とともにキー・プロビジョニングが迅速に実装できるよう支援します。これにより、高度なセキュリティ機能を組み込んだハードウェア機器製品の市場投入が可能となります。今回の協業に大いに期待しています」

 

シノプシス IPマーケティング担当副社長 John Koeterは次のように述べている。「クラウドに接続するSoCの開発にあたっては、遠隔管理のプロビジョニング・サービスと連携したセキュアなRoot of Trustハードウェア・モジュールを組み込む必要があります。Rambus社との協業を通じ、DesignWare tRoot HSMs搭載システムに対して、出荷後の使用環境でのセキュア・プロビジョニング・サービスが提供できます。これにより、激増するセキュリティ上の脅威からネット接続機器を守る安全な基盤をご提供します」

 

Rambusは、今日の差し迫ったセキュリティ上の問題に対処するための先進のテクノロジを提供している。システム全体をカバーする徹底したアプローチにより、IoT機器、車載システム、インダストリアル機器、スマートシティ関連システム、医療機器などを外部攻撃から守るセキュリティ・ソリューションを提供している。シノプシスは、HSMs with Root of Trust、コンテンツ保護、暗号化、セキュリティ・プロトコル・アクセラレータをはじめとするコンフィギュラブルな各種セキュリティIPを通じ、知的財産の盗用、不正改ざん、サイドチャネル攻撃、マルウェア、データ破壊といったさまざまな攻撃からネット接続機器を守るソリューションを提供している。

 

Rambus Securityに関する詳細情報は、https://www.rambus.com/security/より入手可能。

 

シノプシス・セキュリティIPソリューションに関する詳細情報は、https://www.synopsys.com/designware-ip/security-ip.htmlより入手可能。

 

Rambus Securityについて

ラムバスセキュリティ事業部は、接続された世界に安全な基盤を提供することに専念している。 その革新的なソリューションは、耐タンパ性、ネットワークセキュリティ、モバイル決済、スマートチケット、セキュアな決済サービスなど多岐の分野で利用されている。ラムバスの基盤技術により年間 90 億のライセンス供給製品が守られており、データのセキュアなアクセスによりデジタル社会の安全・安心を市場と消費者の皆様に提供している。

詳細情報は、https://www.rambus.com/security/より入手可能。

 

Rambus Inc.について

ラムバスは革新的なハードウェアおよびソフトウェア技術を開発し、データセンターからモバイルエッジへの進化を推進しています。 当社のチップ、カスタマイズ可能な IP コア、アーキテクチャライセンス、ツール、ソフトウェア、サービス、トレーニング、イノベーションは、お客様の競争優位性を向上させます。 当社は、業界をリードする ASIC および SoC デザイナー、ファウンドリ、IP 開発者、EDA 企業、検証ラボと提携して業界とのコラボレーションを行っています。 当社の製品は、ビッグデータ、IoT(Internet of Things)、モバイル決済、スマートな発券など、多様なアプリケーションに電力を供給し、セキュリティを確保する何十億ものデバイスやシステムに統合されています。

詳細情報は、https://www.rambus.com/より入手可能。

 

DesignWare IPについて

シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIPのリーディング・プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP群は、ロジック・ライブラリ、組込みメモリー、組込みテスト、アナログIP、有線・無線通信向けインターフェイス(業界標準プロトコル)IP、セキュリティIP、組込みプロセッサ・コアとそのサブシステムで構成されている。IPに関連するソフトウェア開発とハードウェア/ソフトウェア統合を容易にするため、シノプシスのIP Acceleratedイニシャティブは、IPプロトタイピング・キット、IP向けソフトウェアの開発キット、IPサブシステムを提供している。DesignWare IPは、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、設計者は、IPのSoCへの統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。

詳細情報はhttps://www.synopsys.com/designwareより入手可能。

 

シノプシスについて

Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。

詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。

 

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Synopsysは、Synopsys, Inc.の登録商標または商標です。

その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。

 

<お問い合わせ先>

日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充

TEL: 03-6746-3940                  FAX: 03-6746-3941