ニュースリリース - 2015年7月29日

シノプシス、Coverity ソフトウェア・テスト・プラットフォームの最新バージョンの提供を開始

JavaScript とObjective-C のサポートならびにセキュリティ・テスト機能を追加


2015年7月27日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 – 
シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、Coverityソフトウェア・テスト・プラットフォームの最新バージョンの提供開始を発表した。Coverityソフトウェア・テスト・プラットフォームは、シノプシスが提供するソフトウェア・テストのための統合ソリューションで、これによりソフトウェア開発工程の早期段階で、品質やセキュリティ上の重大な問題点の特定と修正が可能となる。今回リリースするCoverity 7.7では、JavaScript ならびにObjective-C のサポートとセキュリティ・テスト機能を追加している。

シノプシス ソフトウェア・インテグリティ・グループ ジェネラル・マネージャ兼上級副社長 Andreas Kuehlmann は、次のように語っている。「お客様各社では、最新のアプリケーション開発にあたって、複数の開発言語とフレームワークを使っていらっしゃいます。当社は常に、業界最高水準の言語サポートと、最も高度かつ高精度なソフトウェア・テスト・プラットフォームをご提供してまいりました。品質ならびにセキュリティ・テストのための機能をさらに強化した今回の最新バージョンにより、お客様各社は、より安全かつ信頼性の高いソフトウェア製品/ビジネスの開発/提供が可能となります」

Coverityソフトウェア・テスト・プラットフォームの主要な新機能は以下のとおりである。 

  • JavaScript のサポート
    ランタイムの挙動とデータ型の予測を可能とするため、JavaScript向けの革新的な解析テクニックを採用。これにより、不正な表現、デッドコードの存在、構文エラー、変数のリーク、その他多くの従来では解析が困難であった問題箇所の発見が可能。
  • Objective-C のサポート 
    Objective-C ならびにClang コンパイラをサポートし、バッファ・オーバーフロー、不正なメモリー書き換え/操作、リソース競合によるプログラムの想定外動作、その他多くの問題点を特定できる機能を提供。
  • C# のセキュリティ問題への対応 
    C/C++とJava の深いセキュリティの経験を基に、C# セキュリティをサポート。先日 買収したCodenomiconのAppCheck の機能を活用し、OWASP Top 10 に提示されている脆弱性に完全対応。
  • 開発プロセス全体へのセキュリティ・レポート 
    業界基準や推奨事例に則り、アプリケーションに対してコンプライアンス指針やセキュリティ・グレードを提示するレポート機能を提供。
  • コーディング・ガイドライン MISRA のサポート 
    MISRA-C 2004、MISRA-C++ 2008、MISRA-C 2012 など、車載ソフトウェア向けのコーディング標準規格 MISRAに完全対応。


参考情報


シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・テストの分野でもCoverityソリューションで業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、 http://www.synopsys.com/japan より入手可能。

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