シノプシスのフィジカル・インプリメンテーション、RC抽出、タイミング解析、フィジカル検証の各ツールが
リファレンス・フローに採用
概要
2012年10月15日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 半導体やエレクトロニクス・システムのイノベーションを加速させる開発用ソフトウェア、IP、技術サービスの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、TSMC 20nmリファレンス・フロー向けのプロセス・テクノロジ・サポートを発表した。シノプシスのGalaxyデザイン・プラットフォームが、TSMC社の20nmデザイン・ルールならびにモデルをサポートする。TSMC社とシノプシスの20nmテクノロジでの協業により、設計者は、豊富な実績を持つシノプシスのRTL to GDSⅡ設計ソリューションを用いて予定通りに設計プロジェクトを進めつつ、性能、低消費電力、集積度向上のメリットを活用できるようになる。
TSMC 20nmリファレンス・フローは、ダブル・パターニング・テクノロジ(DPT)準拠性、プレ・カラーリング機能、新しい寄生容量抽出手法、DPTサインオフ機能、DFM機能を備えたダブル・パターニング考慮の設計自動化フローを提供することにより、20nmプロセスでの設計課題に対処する。この新しいフローが提供するDPT対応ソリューションは、DPT向け設計の複雑性を緩和し、必要となる設計精度を確保し、20nm対応設計フローの構築と習得にかかる労力を最小化し、20nmプロセス・テクノロジの活用を促進するためのものである。
シノプシス インプリメンテーション・グループ 上級副社長兼ジェネラルマネージャー Antun Domicは、次のように述べている。「20nmプロセス技術は、チップの性能、消費電力、面積といった点で非常に大きなメリットをもたらしてくれますが、一方でダブル・パターニングなどの新たな設計課題も提起します。当社とTSMC社は、この問題を解決するため20nmプロセス・テクノロジ開発の非常に早い段階から緊密な協業を重ねてまいりました。この協業の成果により、設計者の皆様は、20nmプロセスがもたらしてくれるメリットを最大限発揮できるデザインを想定通りのスケジュールで完了できるようになるでしょう」
TSMC社 デザイン・インフラストラクチャ・マーケティング部門のシニア・ディレクター Suk Lee氏は次のように語っている。「当社とシノプシス社には、最新のTSMCプロセス・テクノロジとそれに対するシノプシス社のEDAツール・サポートがもたらすメリットを最大化するための協業を成功させ、両者のお客様に提供してきた数多くの実績があります。今回の20nmリファレンス・フローは、このテクノロジ・パートナーシップの最新事例です」
TSMC 20nmリファレンス・フローを構成するシノプシス・ツール群について
シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、グローバル・エレクトロニクス・マーケットでテクノロジ・イノベーションを展開している。そのソフトウェア製品、IP、技術サービスは、エンジニアが直面する設計/検証/システム開発/製造の課題の解決を支援しており、シノプシスは電子設計自動化(EDA)ならびに設計資産(IP)のリーディング・カンパニーとなっている。1986年の創業以来、世界中のエンジニアがシノプシスのテクノロジを使用して、何十億もの半導体やシステム機器を設計開発している。詳細な情報は、http://www.synopsys.co.jpより入手可能。
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