2012年2月22日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - エレクトロニクス・コンポーネントならびにシステムの設計・検証・製造に用いられるツールならびにIPの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は、半導体設計ツール・プロバイダのマグマ・デザイン・オートメーション社(Magma® Design Automation, Inc.、Nasdaq上場コード:LAVA、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ)の買収手続きが完了したことを発表した。両社の統合により、これまで以上に洗練された設計ツールを求めてやまない最先端の半導体設計者のニーズに、これまで以上に迅速にお応えできるようになる。
買収金額は総額約5億2300万ドル、マグマ社株式一株あたり7.35ドルで、シノプシスの現預金ならびに借入金であがなう。買収完了後のシノプシスのnon-GAAPベースでの一株あたり利益への影響は、2012会計年度に徐々にプラスの効果を生むと見込んでいる。
旧マグマ社の社長兼COO Roy Jewellは、同社の上級管理職メンバーとともにシノプシスに移籍し、顧客と従業員双方にとって統合業務がスムーズに運ぶよう尽力する。同社の創業者であり会長兼CEOのRajeev Madhavanは、シノプシスに移籍はしないが、引き続き統合業務に関するアドバイスを行うことになっている。
シノプシスについて
Synopsys, Inc. は、電子設計自動化(EDA)ソリューションの世界的リーダーであり、半導体の設計ならびに製造に用いられる各種のツール、設計資産(IP)、サービスを全世界のエレクトロニクス関連企業に提供している。システムレベルHW/SW設計検証、IP 、HWインプリメント、HW検証、HW製造、FPGA設計の各ソリューションで構成されるシノプシスの包括的な統合環境により、顧客企業が設計や製造段階で直面している重要な課題、すなわち消費電力や歩留まりの管理、システム設計段階からシリコン製造段階までを網羅する総合検証、開発期間の短縮といった課題を克服することが可能になる。各種テクノロジを駆使したこれらのソリューションを活用することにより、顧客企業は、開発コストや開発リスクを削減しつつ最高の製品を迅速に市場投入することが可能となり、競争力を高めることができる。カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置き、事業所は北米、ヨーロッパ、日本、アジア、インドなど70ヶ所。詳細な情報は、http://www.synopsys.co.jpより入手可能。
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