連載記事では、まずカメラレンズのレンズ設計に関する基本技術を紹介します。その後に自動設計を使った最適化技術について紹介します。特にCODE Vはユーザー定義コンストレインツを上手に使いこなすことが大切ですから、丁寧に説明します。例えば、レンズ加工上の制約、高次収差の発生を抑える方法、非球面レンズの係数や円錐定数の扱い方などを紹介します。
一般的な内容は一般公開いたしますが、CODE Vに関する内容はユーザーに限定する形で公開予定です。
2024年10月17日公開
CODE Vの最適化機能は様々なアイデアを制約条件に加えることができます。
本記事ではユーザー定義コンストレインツを中心にその具体的な方法を紹介します。
2024年3月29日公開
カメラレンズの光学設計ではMTFのピークを高めたり、ディフォーカス量のズレを減らすように設計することが多いと思います。しかし、最適化を行う際は制約条件に収差量を加えるのが通例です。また、収差の発生箇所を考える際には断面図を見ます。この時、断面図、収差図、MTFが関連しているので、繋がりを理解することが大切です。今回はその繋がりについて説明します。
2023年12月28日公開
カメラレンズに関する光学設計のノウハウを紹介します。ここまでシングルレンズ、ダブレットレンズを紹介しましたが、今回はトリプレットレンズの特徴を紹介します。光学設計とは光学性能が高くなるように形状や材料を最適化するものです。今回は最適化の原理を知って頂くため、手作業を使ったマニュアル光学設計を通して、光学設計の進め方を紹介します。
2023年8月31日公開
撮像レンズの光学設計のノウハウとテクニックを紹介しています。1回目の前回は単レンズでしたが、今回は2枚のレンズで構成されるダブレットを紹介します。単レンズと異なり、色収差補正で差が生まれます。
2023年6月28日公開
今回からカメラレンズの設計と最適化に関する技術をブログ記事として書かせて頂きます。1回目の今回は単レンズの収差について紹介します。基本的に単レンズでは収差補正が難しいことはご存知の通りですが、屈折率やベンディング、アッベ数が変化した際にどのように変化するかを具体的にご紹介します。