Wednesday, January 20, 2021 | 9-10 a.m. PDT

奥行きを感知するカメラテクノロジーは、コンピュータビジョンの世界に新しい潮流をもたらしました。手ごろな価格の高解像度奥行き感知カメラは、モバイルデバイスとのやり取りの方法を変え、ビジュアルコミュニケーションとゲームの拡張現実を可能にし、日常生活におけるインテリジェントロボットとドローンへの展開を加速します。このようなカメラシステムを将来にわたって使用できるようにするには、システムコストを低く抑えながら、センサー出力をソフトウェア制御下において効率よくイメージセンサーの近くで処理する必要があります。アプリケーション特化型の命令セットプロセッサ(ASIP)は、最小の電力とコストで、そのようなセンサーシステムにインテリジェントな処理を追加するための理想的なテクノロジーです。 SynopsysのASIP Designerツールスイートを使用すると、システムとチップの設計者は、アプリケーションに必要な命令とデータの並列化と最適化を行う事により短時間で独自のASIPを作成できます。本セッションでは、ASIP Designerツールスイートを使用して、密なグリッドベースの同時ローカリゼーションとマッピング(SLAM)アルゴリズムのASIPを設計し、深度感知カメラ画像から動的環境を3Dで再構築する方法を紹介します。

Speakers

日本シノプシス合同会社

シニア・アプリケーションエンジニア

伴野 充

伴野は、シノプシスのプロセッサソリューションのプリセールスアプリケーションエンジニアとしてSynopsys ASIP DesignerツールとARCプロセッサファミリ、特にAIアプリケーション用のエンベデッドビジョンプロセッサで3年以上の経験があり、多くの車載および画像処理をメインとした組み込み機器のお客様と協力し多くの設計要件を達成しました。 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学博士。

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